ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2020.2.2 12:13新刊情報

性風俗で働く女性への偏見と慰安婦問題

発売された『慰安婦』(幻冬舎)には、泉美木蘭さんの
原稿「風俗で働く女性は“搾取”されているのか?」
を収録させてもらった。

あるリベラル左翼の女性と「慰安婦」について議論した
とき、結局、性風俗で働く女性への偏見に行きついて
しまった。
そのとき泉美さんが同席していて、体験談を語ったの
だが、圧倒的な説得力だった。

そもそも泉美木蘭さんを「ゴー宣道場」の師範にしよう
と決めて、最初に打ち合わせしたときの内容が、慰安婦
だった。
泉美さんが慰安婦問題を知らなかったから、口述で説明
したが、今回の『慰安婦』発売は、バラバラに収録されて
いた作品を一冊にまとめて、細部で調整したり、描き足し
たり、さらに描き下ろしも付けて構成している。

泉美さんのような途中から慰安婦問題に興味を持った人
には、とても理解を深めやすいと思う。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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